高岡ラムネ 御車山

- 大野屋 -

伝統の木型を用いた新たな造形美

伝統文化「御車山」をモチーフに、やわらかな口どけと甘酸っぱさが溶けあう高岡ラムネ

高岡ラムネ 御車山

高岡ラムネ 御車山

伝統に彩りを加えた新しい味

落雁や砂糖菓子などで、昔から多くの木型を使用してきた大野屋。

伝統を受け継ぎ、木型を使った新しい商品に挑戦したいという発想から生まれたのが、この高岡ラムネだ。

落雁のようにほろほろとした口溶けで、果物の甘酸っぱさがほんのりと広がる、やさしい味わいの高岡ラムネ。繊細な形と味を守るため、ラムネはすべて職人の手作業によって、丁寧に製造されているそう。

国産の原料にこだわり、子供からお年寄りまで安心して口にできる商品づくりにこだわっている。

いくつかのシリーズの販売を経たのち、地元高岡の伝統文化である「御車山祭」をモチーフにした、こちらの商品が誕生した。

現在は、富山県南砺市の木彫り職人の力添えを得て、新しい型を使った商品の開発にも力を入れている。

高岡ラムネシリーズでは、季節や地域などをモチーフとした、さまざまな木型が使用されている。一つずつ並べてその姿を堪能してみたくなるほど、遊び心あふれるかわいらさも特徴的な商品だ。

大野悠さん

大野悠さん

外観

外観

新しさを知ったからこそ、伝統のよさを活かしていける

伝統文化の息づく富山県高岡市に位置する大野屋は、1838年から続く老舗和菓子屋。

今回は現店主の娘さんであり、開発や製造に尽力している大野悠さんに話を伺った。

悠さんは美術大学に進学ののち、一般企業に就職。染織の新しい技術を学ぶ中で、そこに受け継がれる伝統技法が現在の美しい布に生かされていることに感銘を受けた。

伝統を守り、発展させる大切さを感じるようになり、家業の大野屋に携わることを決意したそうだ。

「新しいものを学んだからこそ、伝統を守る大切さに気づけた」と、悠さんは語る。

「和菓子作りは、人の笑顔をつくる仕事。多くの方に、大野屋の和菓子を楽しんでもらいたい」と、和菓子作りへの思いも話してくれた。

伝統文化をそのままの形で守るだけでなく、より多くの方へ届けるための新しい変化。

日々挑戦を重ねている大野屋の和菓子は、これからも食べる人たちの笑顔を引き出し続けるだろう。

土地(エリア)紹介

富山県西部に位置する、美しい山と海に囲まれた自然環境豊かな地。鋳物の町としての伝統をもち、特に「高岡銅器」は全国にその名を馳せている。また国の重要無形民俗文化財にも指定されている「御車山祭」には、毎年全国から多くの観光客が訪れる。

御車山祭の様子

店舗情報

販売店名 大野屋
商品名 高岡ラムネ 御車山
価格 540円
住所 〒933-0929  富山県 高岡市木舟町12番地 
営業時間 8:30~19:00(水曜定休日 祭日を除く)
アクセス JR高岡駅北口より徒歩7分 高岡ICよりお車で10分
Webサイト http://ohno-ya.jp/
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