土地(エリア)紹介
今から1400年以上前に聖徳太子が建立し、日本で最も古い寺院の一つである「四天王寺」があるこの地では、毎日多くの参拝者や観光客が賑わいを見せる。定期的に骨董市などのイベントが行われている。
「四天王寺に行ったら買って帰ろう」パクっと美味しいかりんと饅頭
ひとつ食べると、またもうひとつ。表面のカリッとした食感と優しいあんの甘みが調和する「かりんと饅頭」は、ひとくちサイズで食べやすい。米油で揚げているため、揚げ物特有の重たさもなく、甘さもほどよいので飽きることがない。たくさん買ったのにいつの間にかなくなっている。かりんと饅頭は、そんな和菓子です。
「四天王寺に来たおばあちゃんが孫に買って帰って、みんなで気兼ねなく食べてもらえるような、スナック感覚で食べてもらえるような和菓子を作りたいと思ったのがきっかけです」
そう話すのは、あもや南春日3代目社長の南田さん。敷居が高く感じてしまう和菓子を「気軽に楽しんでもらえるものにしたい」という思いから、あもやのかりんと饅頭を考案。今では四天王寺を行き交う様々な人に親しまれている。
「餅屋」「饅頭屋」「菓子屋」に分類される和菓子業界で、あもやが位置するのは「餅屋」。その餅屋の基本は「毎朝つきたての餅を売る」こと。あもやも、毎朝その日に販売する和菓子を製造し、保存料不使用で美味しいうちに売ることを大切にしている。
南田さんは平成15年に生野本店を継ぎ、その約6年後に四天王寺店をオープン。四天王寺の名物を目指してかりんと饅頭の販売をスタート。発売当初は一日に数十個しか売れない日もあったものの、徐々に認知度も高まり、今では多いときで一日1000個売れる人気商品に。年齢も国籍も関係なく、毎日多くの人がかりんと饅頭を求めてあもやを訪れる。
「和菓子は、食べること自体が日本の文化や四季を楽しむ行為。単なる栄養摂取ではなく、心も豊かにしてくれるものだと思います」
南田さんが継いだ当時、洋菓子やコンビニスイーツが人気になり、人々の和菓子離れが顕著になった時期だった。それでも和菓子の魅力を信じ続けた結果、和菓子が見直され、今では若い世代の従業員も同じ想いであもやを支えているという。
「かりんと饅頭を日常で気軽に楽しんでもらう。そしてそれが、いろんな人にとって和菓子を知る入り口になれば嬉しいですね」と思いを語った。
今から1400年以上前に聖徳太子が建立し、日本で最も古い寺院の一つである「四天王寺」があるこの地では、毎日多くの参拝者や観光客が賑わいを見せる。定期的に骨董市などのイベントが行われている。
販売店名 | あもや南春日 四天王寺店 |
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商品名 | かりんと饅頭(5個入・10個入) |
価格 | 540円・1,080円 |
住所 | 大阪府 大阪市天王寺区堀越町8-15 吉田ビル 1F |
営業時間 | 10:00 ~ 18:00 定休日:火曜・不定休 |
アクセス | 天王寺駅より徒歩約3分 |
Webサイト | https://amoya.jp/ |
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