花ラグ饅頭

- 菓心庵 絹屋 -

絹糸のように、繊細に光るお菓子をつくる

ここにしかない色褪せないデザインと美味しさのハーモニー

改良を重ね愛されてきた、ラグビーの聖地ならではの逸品

コンクリートの仕切り、静謐な空気が漂う店内。暖簾をくぐると何より先に、カウンターにきちんと並んだお菓子に目線がいく。個性豊かな菓子たちは、まるでスポットライトを浴びているよう。「主役は何よりお菓子。お客様が商品選びを楽しめるよう工夫しました」と、2代目店主の西田浩明さんは話す。

ここはラグビーの聖地・花園に店を構える「菓心庵 絹屋」。店内には通年販売の定番商品約10種が揃い、暦菓子などの四季折々の限定商品も多数販売している。
中でも手土産におすすめなのは、レトロなパッケージが目を引く「花ラグ饅頭」。ラグビーボールを模した見た目は花園らしさを一目で感じさせ、会話のきっかけにもなりそう。
「花園らしい商品をつくりたい」と、1992年に先代とともに初代花ラグ饅頭を企画した西田さん。その後も改良を重ね、現在の花ラグ饅頭が完成したという。

「花園ラグビー場ができたのは昭和4年。まだ大正の名残がある頃なので、当時をイメージして大正レトロなデザインにしました。当時のラグビーボールは茶色。生地には黒糖を練りこんでほんのり色をつけ、あんは芝生をイメージしたうぐいすあん。優しい甘みが特徴です」

「いいもの」を追求し続ける。

1966年に先代の隆さんが創業し、2026年の3月1日にちょうど60年を迎えた「菓心庵 絹屋」。2025年には「より絹屋のイメージに合う店にしたい」との思いで改装を決意。同年12月3日にリニューアルオープンし、馴染みある花園で新たなスタートを切った。

西田さんが目指すのは、美味しくて愛される“お菓子”。和菓子屋として始まった絹屋だが、「和」だけにとらわれない魅力的な商品開発を行っている。
また今回、店の看板であるロゴも一新。先代の残した「絹屋」という屋号に「絹糸のように細くとも強く、深く確かに輝く」という想いを込めて、デザインから入稿まで全て西田さん自らが行ったそう。
「昔からいろんなお店や美術館を巡るのが好きでした。いつも、『ここに置くならどんなお菓子がいいだろう』と考えていましたね」。空間づくりやデザイン、お菓子づくりも――「つくるなら、とことんいいものを」。そんな心意気を店の随所からひしひしと感じた。

「うちのお菓子を食べて、また来ようと思ってもらえる店にできると嬉しい。これからもいろんな商品を企画していきたい。楽しいですからね」と西田さん。妥協しない、というより、追求するのがやめられない性根なのかもしれない。

本当にいいものは、どうも一人で楽しむには惜しい。絹屋のお菓子を見て、渡したい人の顔が次々と浮かんだ。

土地(エリア)紹介

東大阪にある花園は、1929年に誕生した日本初のラグビー専用グラウンド「東大阪市花園ラグビー場」で有名。「全国高等学校ラグビーフットボール大会」は毎年開催。この地に学生たちの青春が刻まれている。

店舗情報

販売店名 菓心庵 絹屋
商品名 花ラグ饅頭
価格 918円(5個入り)
住所 大阪府 東大阪市吉田6丁目6−37  セネシオ 1F
営業時間 9:30~17:00 月・火定休 ※詳しくはHPまで
アクセス 近鉄東花園駅から徒歩約6分
Webサイト https://wanoka-kinuya.jp/index.html
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